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中古リサイクルのショップ、増えている?

 

モノがあふれて新品が売られる傍らでは、中古品もグッと増えてきているように

 

思えますが、着物については新品・中古品の市場での流通は

 

どのようになっているのでしょうか?

 

 

着物市場規模に関する調査2019年:2,875億円と推計(きものと宝飾社)

 

上の図では、着物市場は2007年から年々縮小しています。1980年前後には

 

1兆8,000億円ほどあったといわれていますが、市場はみるみる下がっています。


なぜ市場規模はどんどん下がっているの?

〇洋服の一層の浸透

 

私たちは一歩街に出ると、服といえば「洋服」を買い求めに歩いていることが

 

多いと思います。

 

 

 

〇消費者の着物離れ

 

 

 

〇生産者・後継者の不足

 

 

ではなぜ、中古リサイクルの店舗・サービスが増えているように感じるの?

近年は着物に限らず、中古リサイクルのお店やウェブが各社進出・台頭するよう思えますが、

 

それにはどういった理由があるのでしょうか?

 

 

 

 

インバウンド(訪日外国人観光客)の増加

 

 

急速に西洋化されていった日本は、10年くらい前まで着物価格が落ちるところまで落ちていった感がありました。

 

ところが着物の相場が最近は再び上昇しています。

 

これは、何といってもインバウンド(外国人観光客)の影響があります。

 

 

 

 

日本人としては洋服を着る機会ばかりが

 

増えていってるのですが、アベノミクス(第二次安部政権下の経済政策)の元で2014年前後から

 

訪日する観光客をどんどん増やしていこうとする動きの中で、

 

ビザの緩和LCC(ロー・コスト・キャリア)航空の増加、そして日本独自の文化に注目が集まり、

 

日本文化の象徴としての着物体験(着物の着付け体験や着物を着ての写真)が増えていってるのです。

 

 

 

 

外国人が着物を着るといっても、どこでも着ることができるわけはなく、東京や京都など

 

限られた地域ではありますが、都市部を訪れる外国人は依然として多いですから

 

それなりの需要にはなっているのです。

 

 

 

団塊世代の高齢化

 

 

人口のボリューム・ゾーンである、いわゆる「団塊の世代」(1947〜1949生まれの世代)が

 

高齢化していって、持っていた着物を処分する状況もあり、

 

大量に着物を買取してもらうように思われているのです。

 

 

 

団塊の世代とは、世界的には「ベビー・ブーマー世代」であり、第二次大戦による

 

人口抑制から、第二次大戦後の平和の到来によって結婚→出産のラッシュによって

 

この世代は一つの年で年間出産数が各年とも260万人を超えています。

 

 

 

現在の若年人口、例えば受験世代の18歳あたりを比較してみると、

 

2019年の18歳人口が117.5万人ですから、ざっと半分以下ですね。

 

この人口減少はそら恐ろしくはありますが、その話はまた。

 

 

 

話を戻すと、この団塊の世代が大量に高齢化してバブル時代に買い込んだ大量の着物を

 

処分する過程で、買取に出すというのも含まれているので、多くの買取サービス業者が

 

進出しているのです。

 

 

 

ここで、ウェブのみ進出する企業が近年は目立つと思うのですが、ウェブのみなら

 

店舗を構える企業・サービスとは違い、低コストでサービスを提供できるため

 

ウェブ広告やウェブ